ヒメタイコウチ Nepa hoffmanni Esaki,1925
日本国内では静岡愛知岐阜三重兵庫香川の6県のみから生息が確認されている。
湧水のある湿地の植物の根元でじっとしていることが多い。また、タイコウチ Laccotrephes japonensisとは異なり水中へ潜ることはなく、呼吸管が短い。そして翅はあるが飛翔能力を失っており、これは分布が局所的である要因と考えられる。
餌はクモやダンゴムシなどの土壌徘徊性無脊椎動物を捕食している。
背面に泥を被っていることもあり、目が慣れるまでは見つけにくい。