2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

クロシオガムシ

クロシオガムシ Horelophopsis hanseni M.Sato & Yoshitomi,2004 ガムシ科クロシオガムシ亜科に属し、汽水域にのみ生息するという特殊なガムシ。 河口というよりほぼ海岸で、浅瀬の石ころを転がしていると浮かんでくる。小さい波が打ち寄せ、微小な木片や砂…

ゴマダラチビゲンゴロウ

ゴマダラチビゲンゴロウ Oreodytes natrix (Sharp,1884) 河川に生息する流水性のゲンゴロウ。体長は約3mm、上翅の模様が大きな特徴。 緩やかな流れのある水際で、砂利をかき混ぜると一瞬だけ現れ、すぐにまた砂利の隙間に隠れてしまう。 黒地に黄色や白の斑…

スジヒラタガムシ

スジヒラタガムシ Helochares nipponicus Hebauer,1995 抽水植物や浮遊植物の多い湿地で見られる。レッドデータでは準絶滅危惧に指定されているが、そこまで個体数が少ないわけではない印象。 体長は約4mm。ヒラタガムシ属ではなくスジヒラタガムシ属で、こ…

アマミコチビミズムシ

アマミコチビミズムシ Micronecta japonica Chen,1960 体長約2mmの奄美固有種。緩やかな流れのある水たまりにかなりの数がいた。近づくと一斉にざーっと逃げてしまうため、水中での撮影が難しい。 各齢幼虫も成虫とともに多数見られた。この種に限ったことで…

ヒメタイコウチ

ヒメタイコウチ Nepa hoffmanni Esaki,1925 日本国内では静岡愛知岐阜三重兵庫香川の6県のみから生息が確認されている。 湧水のある湿地の植物の根元でじっとしていることが多い。また、タイコウチ Laccotrephes japonensisとは異なり水中へ潜ることはなく、…