チビマルガムシ

チビマルガムシ Paracymus orientalis Orchymont, 1925f:id:hydrotusk:20171111122150j:image【2017.9.10 沖縄本島

日本では本州・四国・九州・南西諸島に分布しているが、主に南西諸島において休耕田や植物の多い湿地でよく見られる。

体長は2〜3mmほどで非常に小さいが、じっくり見ると重厚感があってかわいさもあるガムシ。

日本のチビマルガムシ属は本種とエンデンチビマルガムシの2種が知られている。エンデンチビマルガムシは2014年日本初記録の塩性湿地に生息する変わったガムシである(Minoshima, 2014)。同論文によりサツマチビマルガムシはチビマルガムシのシノニムとなった。

塩田とか井戸、洞窟みたいな辺鄙なところに棲む水生昆虫を採ってみたいものです。井戸に棲むムカシガムシ、洞窟に棲むメクラガムシなんていうのが出てきたら大変心踊りますね。

 

参考

Yusuke N. Minoshima. (2014) The identity of the Japanese species of the genus Paracymus Thomson (Coleoptera, Hydrophilidae).