ルイスヒラタガムシ
ルイスヒラタガムシ Helochares pallens (Macleay,1825)【卵嚢を抱えるメス 2017.9.10】
本州から南西諸島に生息するスジヒラタガムシ属の一種。本州では見たことありませんが、南西諸島では休耕田や池など植物の多い止水域でよく見られます。
体長は2.4〜3.5mmほどで、全体は黄褐色。上翅に3つの黒斑が並んでいるのが特徴。この斑紋と縫合線が串だんごのように見えるのですが、なかなか共感を得られません。ただし上翅の模様には個体差があり、この"だんご模様"がはっきりと出ている個体もいます。
スジヒラタガムシ属のメスは幼虫が孵化するまでの間、腹部に卵嚢を抱えるという習性が知られています。幼虫の孵化後も数日間は殻の卵嚢を抱えていますが、いつの間にか取れてなくなっています。